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「健康で文化的な最低限度の生活」がマンガに

2014.04.22

 「健康で文化的な最低限度の生活」がマンガとして登場

最近週刊ビッグコミックスピリッツで連載が始まったマンガで法律に関係するものがありました。

法律に関係する世界をテーマとしたマンガは今までにも沢山ありましたが、今回登場したマンガは従来のものとは少し趣が異なります。

まずタイトルが「健康で文化的な最低限度の生活」

なかなか他ではお目にかからないタイプのタイトルです。

同作品は、「いぬ」や「も~れつバンビ」などの代表作を持つ柏木ハルコさんの著作であり、生活保護を題材に、福祉事務所の生活保護を扱う課に配属された新社会人が主人公の作品です。生活保護をテーマとしたマンガは今までにもありましたが、やはり珍しいジャンルではないかと思います。

まだ連載が始まったばかりですのでマンガの内容についてはまた機会があればご紹介したいと思いますが、私も福祉の担当をしている公務員の友人から生活保護現場の苦労を聞いたことがあるので、このマンガの今後を楽しみにしているところです。

憲法第25条~「生存権」

さて皆さんご存じかもしれませんが、「健康で文化的な最低限度の生活」という言葉は、現在の日本の憲法に由来します。

憲法第25条は、「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」、「国は、すべての生活面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。」と謳っており、法律の世界ではこれを「生存権」という基本的人権を憲法が保障したものであると解釈しています。

 生活保護の制度は、憲法第25条が定める生存権の保障を具体化するための制度の一つとして重要な役割を果たしているのですね。

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生活保護を巡る問題点

 生活保護は、簡単に言ってしまうと「働けない」、「資産がない」、「援助してくれる身内がいない」、「収入が基準額を下回る」という条件が揃った場合に受給することが可能となります。

生活保護の財源は国民の税金で形成されていますから、働くことができるのにただ怠けていて収入が少ないというような人は生活保護で救済されるべきではありません。

しかし実際には、「働けるのに働かない人」が生活保護を受給して問題となることがあります。

他方で様々な理由により働くことが困難な人に対して「働かない」ことを理由に生活保護を支給しない場合には、非常に悲惨な状態を招くことになります。

福祉事務所の方も「働ける人」と評価すべきか「働けない人」と評価すべきか判断に悩みながらお仕事をしているのだろうと思われます。

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