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2017/03/01 日比谷ステーション法律事務所の弁護士名を騙った詐欺にご注意ください
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送りつけ商法への対応方法~覚えのない違法アダルトDVDが届いたら~

2014.07.14

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頼んでいないのに商品が勝手に送られてくる「送りつけ商法」は結構昔からある悪質商法なのですが、なぜかここ数年で件数が増えています。

一説によると、オレオレ詐欺(警視庁は「母さん助けて詐欺」という名称を付けたようですがあまり浸透していないような・・・。)をやっていた組織・グループがオレオレ詐欺では騙せなくなってきたので、送りつけ商法に移ってきているという事情があるのだとか。真実は分かりませんが。

ここ数年の送りつけ商法で一番多い商品は「サプリメント」で、被害者は比較的高齢の方が多いようですが、ごく最近になって違法なアダルトDVDを送りつけるケースも増えているようです。被害者は30代から60代までの男性がメインです。

 アダルトDVDの送りつけ商法の手口

アダルトDVDの送りつけ商法の手口は結構シンプルで、申込みをしていない相手に一方的にアダルトDVD(モザイク処理等の修正をしていない違法なものが多いようです。)を送りつけ、後日「代金を支払え」と電話してきたり請求書を送ってくるというものです。

アダルトDVDが勝手に送られてきたら(対応方法)

 当たり前のことですが、注文もしていない商品の代金を支払う必要はありません。

送りつけ商法の業者は「返さなかったということは商品を買うことを受け入れたということだ。」と主張することがよくありますが、注文もしていない商品を送りつけられた消費者の側で積極的に何かをする必要はありません。

消費者保護を目的とする特定商取引法の第59条第1項は、次のように定めて、商品が送付された日から14日以内に消費者が売買契約の申込みに承諾をせず、かつ業者が商品の引取りをしない場合に、業者が消費者に送りつけた商品の返還を求めることができなくなることにしています。

「販売業者は、売買契約の申込みを受けた場合におけるその申込みをした者及び売買契約を締結した場合におけるその購入者(以下この項において「申込者等」という。)以外の者に対して売買契約の申込みをし、かつ、その申込みに係る商品を送付した場合又は申込者等に対してその売買契約に係る商品以外の商品につき売買契約の申込みをし、かつ、その申込みに係る商品を送付した場合において、その商品の送付があった日から起算して14日を経過する日(その日が、その商品の送付を受けた者が販売業者に対してその商品の引取りの請求をした場合におけるその請求の日から起算して7日を経過する日後であるときは、その7日を経過する日)までに、その商品の送付を受けた者がその申込みにつき承諾をせず、かつ、販売業者がその商品の引取りをしないときは、その送付した商品の返還を請求することができない。」

 上記の法律により、アダルトDVDを送りつけられた消費者の方は、商品が届いてから2週間を待ち、業者が引き取りに来なければ自由に処分して良いということになります。

ただし注意点として、送付から2週間を経過する前にDVDを処分してしまうと、万一2週間以内に業者が引き取りに来た場合に商品売買契約を承諾したものと評価されるおそれがありますので、2週間は処分を我慢する必要があります。

なお、業者は「返品を希望する場合は連絡して下さい。」というようなことを電話や手紙などで言ってくることがありますが、これは連絡をさせることを目的とした「ワナ」であり、電話をするとかえって執拗に連絡してくるようになりますので、ご自身での電話連絡は避けた方が無難です。

当事務所では、悪質商法や詐欺被害等の救済を積極的に行っていますので、お困りの際にはお気軽にご相談下さい。