メニューを開く  メニューを閉じる
2017/03/01 日比谷ステーション法律事務所の弁護士名を騙った詐欺にご注意ください
Google+
ブログブログ

山岡士郎と海原雄山が「和解」~連載31年目にしてついに・・・~

2014.04.23

 山岡士郎と海原雄山が「和解」

連載31年目を迎えたマンガ「美味しんぼ」。

今週月曜日に発売のビッグコミックスピリッツに掲載された回で、ついに主人公の山岡士郎と海原雄山が「真の和解」をしました。

1983年に連載が始まって以来、長年にわたり対立してきた父子。

2008年に一応の仲直りがされたものの、今回の「和解」では山岡士郎から海原雄山に対してついに「あの言葉」が発せられ、海原雄山からも温かい言葉が。

af0150016796

法律における「和解」とは?

さて美味しんぼの二人の和解は、連載初期の頃から読んでいた私にとって心温まるものでしたが、ここからは法律の世界における和解についてお話ししていきます。

「和解」という言葉は、民法に規定があります。

民法第695条は、「和解は、当事者が互いに譲歩をしてその間に存する争いをやめることを約することによって、その効力を生ずる。」と定めています。

例えば、ある商品の売買契約に基づいて100万円分の商品を提供したものの、買主からはそれが不良品であったとして代金支払いを拒絶されているという場面において、買主が代金の半額である50万円だけを支払い、不良品かどうかについてはそれ以上追求しないという約束をして手を打つ場合、この約束は和解契約となります。

和解が成立した場合、後になって不良品であることが判明した場合、あるいは逆に不良品ではないことが判明した場合であっても、残額50万円の代金支払義務が復活したり、商品の返品と代金返還請求などをすることはできません。

民法上の「和解」は法的拘束力を有する契約の一種であり、単なる仲直りという意味での和解とは異なるものと言えます。

和解をするにあたっては、後で真実が判明した場合であっても、和解で決めた内容以上の請求をしなくて良いのかどうかを慎重に検討しなければなりません。

裁判上の和解

民法の和解のほか、裁判所が関与してなされる「裁判上の和解」という制度があります。

裁判上の和解は裁判所が紛争当事者の間に入って行う手続です。

和解によって争いを終了させることや互譲が必要な点は民法上の和解と同様ですが、当事者が合意に達し、合意が裁判所の調書に記載されると確定判決と同一の効力を持ち、合意が約束通り履行されない場合には強制執行手続を行うことも可能となります。

そのため、当事者間の和解も慎重にしなければなりませんが、裁判上の和解によって義務を負担するような場合にはさらに慎重な検討が必要だと言えます。

 GC097_L