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嫡出推定と嫡出否認の訴え~後から自分の子どもじゃないとわかった場合に,親子関係をなしにできるのか?~

2014.03.17

本当の子どもでなかったら

少し前の話題になりますが,光GENJIの元メンバーでタレントの大沢樹生さんと,大沢さんとその前妻・喜多嶋舞さんの16歳になるご長男との父子確率がDNA型鑑定の結果0%であるらしいとの報道がありました。

事実の真偽は定かではありませんが,男性の場合,懐胎・出産する女性とは異なり,子どもとの父子関係の存否は必ずしも明らかではありません。

自分の子どもだと思って養育していたら,血液型を確認したら自分の子どもではなかったなどという話は珍しい話ではないのです。

そのような場合,自分と血のつながりのない子どもを自分の子どもとして必ず育てなければいけないのでしょうか。

 親子写真 圧縮

嫡出の推定 と嫡出否認の訴え

民法772条によれば,妻が婚姻中に懐胎した子どもは夫の子と推定されます。そして,婚姻成立の日から200日を経過した後,または,婚姻の解消もしくは取消しの日から300日以内に生まれた子は,婚姻中に懐胎したものと推定されます。

 

もっとも,これはあくまで推定に過ぎないため,子が実際には夫の子ではない場合には,その父子関係は嫡出否認の訴えという手続によって否定することができます(民法744条)。

 提訴期間に注意

しかし,ここで注意が必要なのは提訴期間です。

嫡出否認の訴えは,夫が子の出生を知ったときから1年以内に提起しなければならないのです(民法777条)。

ただ,実際には,この出生を知って何年も経過した後に自分の子だと思っていた子どもが実は自分と血縁関係はなかったことが判明することは少なくなく,その場合,夫にとって酷な結果となってしまうことになります。そこで,最近の審判例では,1年の起算点は,否認すべき子の出生を知ったとき(否認の根拠となる事実を知ったとき)だと解釈するものも多くあります。そして,身分関係をあまり長く不安定におくことを避けるため,夫がそれを知らないことにつき重大な過失がないことを要求するものもあります。

このように,親子関係に関する法律関係は,提訴期間が厳しく定められており,放置しておくとあとあと重篤な問題が生じてしまうことも少なくありませんので,何か不安な点があったら,まず弁護士に相談することをお勧めします。

親子写真2 圧縮